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板垣美紗稀のブログ

JWアンダーソン2019年春夏メンズコレクション挑戦的なジェンダーレスボーイ

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JWアンダーソン2019年春夏メンズコレクション挑戦的なジェンダーレスボーイ

(JW Anderson)の2019年春夏コレクションは、アーティストデュオ・ギルバート&ジョージ(Gilbert George)のコラボレーションによるユニセックスのカプセルコレクションを含む、男性的な一面をのぞかせながらも、ジェンダーレスなコレクションだ。JW アンダーソン 2019年春夏メンズコレクション - 挑戦的なジェンダーレスボーイ|写真1“挑発的”なジェンダーレスボーイギルバート&ジョージは、イギリスを代表する反体制のアーティストデュオ。奇抜で、時に挑発的な彼らの作品は、物議をかもすことも多々あるが、その悪戯なアートは日常へと通じており、アートは日常生活バーバリー傘コピーと表裏一体の関係性をもつということを示唆している。JW アンダーソン 2019年春夏メンズコレクション - 挑戦的なジェンダーレスボーイ|写真11日常とアートが表裏一体だというその概念は、伝統工芸を現代、そして未来につなぎたいという想いから、アートに精通するジョナサンの感性をくすぐった。ギルバート&ジョージの作品は、ストリートの若者達や不良少年をモチーフとすることが多い。今回のコレクションではその作品群がそのまま投影されている。JW アンダーソン 2019年春夏メンズコレクション - 挑戦的なジェンダーレスボーイ|写真18そして、そのベースとなったワードローブもまた、ギルバート&ジョージからインスパイアされたものだ。彼らが50年以上住むイーストロンドンにあると考えたアンダーソンは、1980年代当時のイーストロンドンの空気感を取り入れた。ブリティッシュなムードがある一方で、退廃的なアンダーグラウンドの世界も混在する。パンキッシュなレザーのジャケットやボトムスがその象徴的アイテムだ。JW アンダーソン 2019年春夏メンズコレクション - 挑戦的なジェンダーレスボーイ|写真15シルエットは、メンズには珍しいミニ丈かつタイトなシルエットのトップスと、極端にオーバーサイズのシャツやコートを提案。サイズ感は両極だが、どちらもジェンダーレスであることに、おそらく変わりはない。性差を感じさせないワードローブの構築は、JW アンダーソンが得意とすることだ。JW アンダーソン 2019年春夏メンズコレクション - 挑戦的なジェンダーレスボーイ|写真23テキスタイルの遊びもまた例年通り。まるでワーカーウェアをそのまま現代に持ち込んだかのようなデニムやカーキのワイドボトムス、柔らかな落ち感のあるウールのコート、マルチな編み方で構成するニットなど、優しさとブランドサングラスコピー刺激に溢れたコレクションはとても楽しい。今季は、ギルバート&ジョージの作品が加わったことでよりユーモアにあふれると同時に、服にメッセージ性が込められた。
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